に引き続き、今回は入浴剤についてご紹介します。

市販の入浴剤は今やとても身近な存在となりましたが、古来から湯舟に様々な物を浮かべたり温泉に浸かるなど、人々は入浴タイムを愉しんできました。
クレオパトラのバラ風呂は有名ですし、世界各地で温泉を用いた治療も行われてきました。
日本にも菖蒲湯や柚子湯などの季節の習慣がありますし、「湯治」という言葉もがあるとおり各地の温泉は今も健康を求める人々の助けとなる存在であり、憩いの場でもありますね。
これだけを見ても、入浴がいかに健康維持に非常に役立つものであるかの証明ではないでしょうか。
そんな入浴タイムを、日常の中で更に価値あるものにしていただくために、簡単に取り入れられる入浴剤についてご紹介します。
まず今夜からでもすぐに出来そうなのは「粗塩」ですね。
塩の発汗作用により、お肌の代謝がUPし、汗と一緒に毛穴から詰まった皮脂や汚れを排出して、滑らかなお肌づくりに役立つと言われています。
保温効果も高いので、湯冷めしにくく、ぬるめのお湯でも芯から温まります。
ただ難点としては風呂釜や排水管などを痛めてしまうともいわれているので注意が必要です。
そして特に暑い夏には持って来いなのが、シュワシュワとした感触が気持ちいい「重曹(炭酸水素ナトリウム)」です。
特に皮脂汚れがよく落ちるようになり、ニキビ予防や体臭予防などに良いとされています。
夏は汗をかきやすく、皮脂が酸化しやすい時期ですからピッタリですね。
また炭酸の泡で満足感も得られ、ぬるめのお湯でも長く浸かっていられる傾向にあります。
更には風呂釜や排水管を痛める心配もないそうです。痛めるどころかお掃除にも使用する重曹ですから、きれいにさえしてくれますね。
ですが、お肌を痛めてしまう方もいらっしゃいますので、使う量や頻度を考慮しつつ肌状態にも注意を払う必要があります。
最後におすすめしたいのは、SUZURANのフットバスにも使っている「エプソムソルト」です。
近年日本でも話題となっていますが、イギリス発祥の欧米ではポピュラーなバスソルトのようです。
ソルトと言っても硫酸マグネシウム(MgSO4)というものでお塩ではありません。
温泉の成分にも含まれていて、身体を芯から温め発汗を促し、デトックスの力がとても強いとも言われています。
粗塩や重曹同様に美肌づくりにとても強い味方です。
またマグネシウムの働きにも注目が集まっていて、精神を安定させたりホルモンバランスを整えるなど、続けることで他にも様々なメリットが期待できそうです。
唯一の難点としては、一度に結構多くの量を使用するということでしょうか。
今回3つの入浴剤をご紹介いたしましたが、ご興味のあるものはありましたでしょうか?
更にお好みの精油を加えるなどして、快適なお風呂タイムを愉しんでみてくださいね。
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