
ヨーロッパでは、クリスマスシーズンになると、クリスマスツリーやクリスマスリースなどの準備と同じくして、オレンジやリンゴにクローブを挿して作るフルーツポマンダーを飾る習慣がありました。
中世のヨーロッパでは、フルーツポマンダーには魔除けやお守りの効果があると信じられていたのです。
ポマンダーに使うクローブには、殺菌作用や抗菌作用を強くもちます。
ですので、ポマンダーをお部屋に置くことで空気の浄化が期待でき、空気が乾燥して寒さが厳しくなり体調を崩しやすいこの季節には、とても理にかなっている方法なのです。
ポマンダーの他にも、クリスマスシーズンによく飲まれているホットワインの中にもスパイスはたくさん入っています。
シナモン・スターアニス・クローブ・ジンジャーなどなど・・・
美味しいだけではなく、体を温め免疫力アップも期待できます。
そして、クリスマスの代表的なお菓子『シュトーレン』にもスパイスが使われており、寒い季節にはこうしたスパイスの力で身体を守る習慣が昔からあったのですね。
アロマセラピーで使用する精油にも、クローブやシナモン、ジンジャーなどスパイス系も多くあります。
オレンジなどのシトラス系の香りと相性が良く、温かみも感じられるブレンドができます。
ポマンダーを作ることは大変でも、そんな精油を使ってアロマスプレーを作り、お部屋に香らせたらきっとクリスマス気分も盛り上がり、尚且つお部屋の殺菌も期待できますよ。
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