昔から日本の身近な樹木のひとつに
ミカンの木があります。
そういった文化もあってか、数ある精油の中でも
柑橘系の精油は日本人にとても人気があります。
アロマの代名詞のようなラベンダーですが、
実際のところ、意外と苦手な香りとおっしゃる方も多い印象があります。
そういった意味では、グレープフルーツやオレンジのアロマで
顔をしかめる方に出会ったことがありません。
柑橘のアロマは、馴染み深く受け入れやすい香りといえそうです。
そんな柑橘アロマですが、
ミカン科の果実の果皮に香り成分は豊富に含まれている為、
圧搾法という抽出法で絞られて精油となります。
そして、種類もたくさん存在します。
同じミカン科のアロマでも、特徴はさまざま。
個性豊かな柑橘のアロマをいくつかご紹介しましょう。
*スィートオレンジ*
甘く、親しみやすい香りは、心に安心感を与えてくれます。
心身を温め、前を向く気持ちを優しくサポートしてくれるアロマ。
他のハーブや花などの精油とも相性が良く、
複数の精油をブレンドする際にも全体をまとめてくれる
頼もしさも兼ね備えています。
*ベルガモット*
甘さの中にもスパイシーな苦みを感じる香りをもち、
神経を鎮静させる作用が高いのが特徴です。
無理に元気づけることはせず、沈んだ心にも優しく寄り添ってくれるアロマです。
リラックスとリフレッシュの両方を併せ持ち、心のバランスを調整します。
アールグレイ紅茶の香りづけにも使用されているのはとても有名です。
*グレープフルーツ*
軽やかで爽やかな香りは、気持ちを明るく晴れやかに導きます。
この精油の学術名は「Citrus paradisi」といい、「楽園」に由来しています。
そんな幸福感のある名前を持つアロマ。
人生の楽しさや自信をもって歩んでいくことを後押ししてくれるようです。
*レモン*
レモンのフレッシュな香りは、中枢神経を活性し、
思考をクリアにして集中力を高めます。
心身のリフレッシュ作用の期待できる香りで、
もうひと頑張りしたい時に頼ってみていただきたいアロマです。
柑橘の精油には皮膚刺激の強いものや、光毒性などの注意点がある為
今回は主に、香りによる心への働きかけについてご紹介いたしました。
柑橘の精油は上記の4種類の他にも、
マンダリンや柚子など、まだまだたくさんの精油があります。
是非さまざまな柑橘アロマを試して、
その違いや心にピッタリくる香りを探してみてくださいね。
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