普段の私たちの『日常』を、『楽しむ』視点から視てみよう。
そんな視点から、『日常を楽しむ』として、いくつかの話題を取り上げさせて頂きたいと思います。
第2回の本日は、『植物との触れ合い』です。
植物の動きや変化はゆっくりです。
でも、その変化は一日の太陽の動きや、季節、周りの環境からの影響など、たおやかでありながら、自然のリズムに沿いながら、確実に行われていきます。
日々の暮らしの中で植物と触れ合い、その息吹を感じてみることで、自然のリズムを感じることができるのも、大きな楽しみです。
では、季節の植物たちの様子を、ちょっと観察してみましょう。
まずは、冒頭の写真。
家の庭に早くも咲き出したジャスミンです。
花はそんなに大きくないのに、濃厚な甘い香りでアピールしてくれるので、
「ああ、ジャスミンが咲き出したなあ」と気付きます。
まだまだ3分咲き。今年はつぼみもたくさん付いているので、しばらくはジャスミンの華やかな香りが楽しめそうです。
こちらは、クサイチゴ。
丈の低い草丈のきいちごです。
日本版のラズベリーのようなものかな。
こちらも只今花盛り。お花の横に咲き終わって実になる部分が熟すのを待っていますね。
5月から6月にかけて、赤くてジューシーな実を付けます。
でも、びっしりとついたトゲにご注意。バラ科ですからね。
可愛い花にはトゲがあるんです!
次にオオキバナカタバミ。
カタバミの一種で鮮やかな黄色い花をたくさんつけます。
実は、今我が家に咲き誇るこの花も、元はほんの小さな1株でした。
帰化種であるこの子は、本当に生命力が強く、どんどん繁殖します。
我が家では、7年程の間に植え替えもしないのに、庭中この花が咲き誇るようになりました。
靴の裏に付いたりして移動したみたい。
強すぎるのが悩みの種ですが、この時期、風に揺らされながら一面庭に咲き誇る姿は壮観です。
最後にこちらはクスノキ。
古くから防虫剤や仏像用木材に用いられるなど、日本でもよく見られる木です。
アロマテラピーでもカンファーの名前で利用されることもありますが、成分が強いので使用には注意が必要です。
この時期、くす若葉とも呼ばれる葉は、揉んでみるとすっきりとした爽やかな香りです。
生の葉っぱの香りは、精油よりも優しく繊細で爽やかな香りがします。
そこにふわっと、爽やかな甘い香りが。
木の上の方では、クスノキの花も咲き出したようです。
人がほとんどいない公園に、大きなクスノキから、風に乗って爽やかで甘い香りが広がり、とても清々しい気分にさせてもらいました。
さて、みなさまのお近くでは、植物たちはどんな表情でしょうか。
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